当時の火災は鎮火に6時間以上もかかる大事件だったという 。

2022年の秋に火事で燃えてしまった、北海道の山奥にポツンと佇む一軒家 。

親子二世代で牧場を営む元住人たちは、自宅が燃えても酪農を続けている。彼らいわく、当時の火災は鎮火に6時間以上もかかる大事件だったという。バラエティ番組『ポツンと一軒家』(ABCテレビ)では、一家に取材した 。

ポツンと一軒家 消防車5台が出動する火事に

東京ドーム6個分の広大な牧場で、70頭もの乳牛を飼育している親子二世代の酪農家。父親は75歳、息子は44歳で、それぞれの妻も牧場の仕事を手伝っている 。

親子二世代が過去に住んでいた一軒家は、牛舎のすぐそばにあった。築27年で一軒家にしては比較的新しいが、親子は現在ここには住んでいない。牧場の仕事のために、麓町から毎日ここへ通っている 。

その理由は、彼らの自宅が2022年11月に火事で燃えてしまったから。焼け残った自宅は、周囲に足場を組んで解体工事中だ 。

ポツンと一軒家 親子二世代で酪農業を

親子いわく、火災の原因は薪ストーブとのこと。薪ストーブにつながる煙突が昔ながらの構造だったため、「熱で発火したのではないか」という 。

ちなみにこの薪ストーブは、火災前に設置して約1ヶ月しか経っていなかったのだとか 。

「 火がボンボン吹いているから、消火器をあるだけ使った」と、当時の消火活動を振り返った父親。それでも火はなかなか消えなかったのだそう 。

ポツンと一軒家 牛の大行進

近くに水場も消火水源もない山奥での火災ということで、最終的には消防車が5台出動して、6時間以上かけて鎮火にあたる事態になった 。

そんな大事件を経たポツンと一軒家は、フルリフォームして2023年10月末に完成する予定だ。完成予定図には、2階建てから平屋に生まれ変わったポツンと一軒家が描かれており、家の三角屋根には煙突が !

「 懲りずに薪ストーブも設置します」と、息子は笑いながら語ってくれた 。

ポツンと一軒家 工事中

なお、完成したポツンと一軒家には、酪農業の大半を継承した息子夫婦が住むとのこと。父親たち夫婦は、麓町で引き続き暮らすという 。

大量の牛の世話は体力勝負であるため、「やっぱり牛舎に近いところに住んだ方がいいでしょ」と、父親もこの件は了承済みだ 。

家業を継ぐつもりがなかった息子が、今では生まれ育った土地と酪農業を守る決意をしてくれたことに、父親は嬉しそうだった 。

ポツンと一軒家 煙突の熱で…

酪農業を営む北海道の親子二世帯が紹介されたバラエティ番組『ポツンと一軒家』10月1日放送回は、動画配信サービスTVerで10月9日15時まで無料配信中だ 。

👉 TVerで今すぐ観る

※本記事は朝日放送テレビ株式会社が運営する『ABCマガジン』の記事を再構成して配信しています 。

ポツンと一軒家 2階建てを平屋に

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