現地で人道支援に当たっている「国境なき医師団」のスタッフが10月15日に録音した1分間の音声メッセージが発表されました 。
「 病院はほとんど機能していません」。イスラエルによる空爆が続くガザ地区の深刻な状況を、現地で人道支援に当たっている「国境なき医師団」のスタッフが、1分間の音声メッセージで報告しました 。
10月7日以降、ガザ地区を実効支配するイスラム武装組織「ハマス」がイスラエルを攻撃して多数の民間人を拉致をして人質にする一方、イスラエルはガザ地区への大規模な空爆を続けており、ハマス壊滅に向けて地上侵攻する構えです 。
そうなれば200万人を超える人口を抱えるガザ地区での犠牲者は多大になることが予想され、国際社会から懸念が高まっています 。
現地スタッフの音声メッセージとは?
そんな中、「国境なき医師団日本」が日本時間10月16日、公式X(旧Twitter)に1分間の音声メッセージを投稿しました。ガザ地区に医師として滞在しているスタッフが15日に録音したものです。ガザ地区のどの地域に滞在しているかは空かされていません。以下のような内容でした 。
こちらはかなり深刻です今日は2時間水を探し求めました飲み水すら手に入らないのです大変な状況です食べ物はありますが電気はありません水道も使えません病院はほとんど機能していません医療者の多くは家族と避難しました危険だからです家族と動けるよう一緒にいるのです薬が本当に足りませんどの薬局もですとても危険です一日中爆撃があります安全な道はありません今日シファ病院などと連絡をとりましたやけど病棟には外科医と麻酔科医が1人ずつしかいませんそこにはもう看護師はいません何もかも足りません明日どうなるか分からないのです
「 危険すぎます。爆撃は一日中続き、水も薬も足りません。病院にはもう看護師もいないのです ─ ─ 」国境なき医師団(MSF)の医師として#ガザにいるスタッフが、1分の音声で現地の様子を伝えます(10月15日録音)。 👇 MSFがいま訴えることとはhttps://t.co / xO5RT0GUU4pic.twitter.com / o3KHWJTGQb