この際、白黒はっきりつけてみませんか ?
白派の方も、黒派の方にも知ってもらいたい、奥深き「黒」の世界を紹介させてください!
カーボンブラックには、「近赤外線を吸収して熱に変換する」という特徴があるからです。
そこで、印刷インキや顔料(塗料の成分)の分野で世界をリードする企業「DIC」が開発したのが「近赤外線コントロール黒顔料」です!
①車内に熱がこもりにくい
「 近赤外線コントロール黒顔料」は太陽からの光を透過しつつもうまく反射することで熱を通しにくく、車内の温度上昇を抑えます。これにより、エアコンの使用量が減るので消費電力が抑えられます。まさに一石二鳥!特に電気自動車では、エアコンの消費電力が走行距離に影響します。今後ますます電気自動車が普及していくためにも「近赤外線コントロール黒顔料」が一役買ってくれそうですね !
②自動運転のセンサーが車体を認識しやすくなる
最近話題の「自動運転」に活用されているのが赤外線センサーを用いた「LiDAR」という技術です。先述のとおり、カーボンブラックだと近赤外線を吸収してしまうので、このセンサーが反応しにくくなってしまうのです 。
一方、「近赤外線コントロール黒顔料」は赤外線センサーが認識しやすいため、自動運転の安全性が上がります。また、それだけではなく、“黒らしい黒”を実現しているのがこの顔料のすごいところです !
③リサイクルしやすい
リサイクルする上で「黒」ってちょっとやっかいなんです。最近は食品トレーやプラスチックボトルなどの回収品を選別するために赤外線センサーが使われはじめているのですが、やはりカーボンブラックを使っているとセンサーが認識しにくくなってしまうという問題があります。でも、「近赤外線コントロール黒顔料」なら赤外線センサーでプラスチックの種類が選別可能となり、リサイクルしやすくなります 。
DICの「近赤外線コントロール黒顔料」が、いつの間にか身の回りの「黒」を進化させてくれていたんですね。
これまで、近赤外線をコントロールしながら、従来のカーボンブラックに勝る黒を表現することは難しいとされていました。しかし、印刷インキや顔料の分野で世界的に活躍するDICが見事にその課題を解決したのです 。
身の回りで何気なく目にする車の黒色にも、たゆまない企業努力がこめられているのだと思うとグッときますね … !
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サステナブルな未来を共創するDIC岡里帆式クロストーク近赤外線コントロール黒顔料Spectrasense ™ &Sicopal ®
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