『 笑えない父と笑わせたい愛娘』(ABCテレビ)9月10日深夜放送回。実家の飲食店を継がずに夢を追った彼女には、「親の期待を裏切ってしまった」という想いがある 。
家族に内緒で高校卒業と同時に地元から上京し、芸人になった27歳の女性を追う『笑えない父と笑わせたい愛娘』(ABCテレビ)9月10日深夜放送回 。
実家の飲食店を継がずに夢を追った彼女には、「親の期待を裏切ってしまった」という想いがある。複雑な感情を抱く料理人の父親と彼女が再会したところ、なんとも感動的な展開になった 。
女性の名前は「いかちゃん」。自分で出演費を支払うフリーライブを中心に東京で活動している、芸歴9年のピン芸人だ 。
いかちゃんは、10年前の高校卒業と同時に地元の山口県から東京へやってきたが、当時は上京することも芸人養成所に入学することも住むところも父親に言わずに決めたという 。
いかちゃんの実家は、料理人の父親が切り盛りしている海鮮料理店だ 。
彼女は、調理科がある高校を卒業して調理師免許を取得したが、実家を継ぐことはなかった。心のどこかで「店を手伝ってくれるんじゃないか」と思っていた父親は、かなり驚いたという 。
当時を振り返った彼は、思わず「なんかね、期待外れやったみたいな … … 」と呟いてしまったが、店に娘の写真を貼っていることから彼女への愛は変わらないのだろう 。
一方のいかちゃんは、強引に夢をかなえつつも父親に対して申し訳なさを感じていた。「親不孝なことをしているのかもしれない」「店を継ぐとか、料理の道に行くと(父親に)匂わせて、急に裏切ったという気持ちが私の中にあった」と本音を明かした 。
「 お父さんが笑ってくれたら認めてもらえたというか、芸人として頑張っていることをお父さんにわかってもらいたい」と語ったいかちゃん。やがて彼女は、実家の海鮮料理店で自分のネタを父親へ披露することに !
「 お父さんの要素を足した渾身のネタ」に、父親はちょっぴり涙ぐみつつも大ウケだ 。
最後には、「全然裏切ったとか思っていないしね。娘が決めた人生だから」と彼女のことを認めてあげて、笑顔で見送ってくれた。いかちゃん親子の感動的なやりとりが紹介された 。
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同番組は、視聴者投票の勝ち抜き形式による番組『ちょいバラトーナメント』の企画の1つだ。お笑いコンビ・囲碁将棋が、毎回さまざまな親子をそっと見守る 。
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※本記事は朝日放送テレビ株式会社が運営する『ABCマガジン』の記事を再構成して配信しています 。