母親のもぐさんが投稿。「本当にそう信じているんだろうな、いや、本当にそう思えたら少し気持ちが楽になるかもしれないな」と、まぶしくて複雑な気持ちになったそうです 。
「 死んじゃった人はいなくなっちゃうけど、心の中にいつもいると思えばさみしくなくなると思うよ ! 」
米津玄師さんの楽曲「Lemon」を聴いた7歳少女の言葉を描いた育児マンガが話題です 。
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母親で作者の「もぐ」さん(@Mog_ikg)は「誰かの受け売りだとは思うんですけど、それをまるっと信じれる純真さがまぶしかったです」と振りかえっています 。
この作品は育児マンガをSNSに投稿している「もぐ」さんが12月6日、X(旧Twitter)で発表したものです 。
ある日、米津玄師の曲が好きなもぐさんが、Amazon Echoのスピーカーで「Lemon」をかけていたときのこと。悲しげな歌詞を聴いた7歳の娘さんから「何でこのうた『ゆめならば良かった』って言ってるの?」と質問されました 。
母親のもぐさんが「死んじゃった人のことを思って悲しくなっちゃうからかなー」と答えると、「死んじゃった人はいなくなっちゃうけど、心の中にいつもいると思えばさみしくなくなると思うよ!」と胸を張っていたそうです 。
きっぱりと話す娘の姿を見て、「 … … そうだね。ママもそう思うことにしようかなぁ」と答えました。このマンガに対してリプライ欄ではさまざまな反応が 。
「 これは真理だ。かっこいい」「娘ちゃんの、ドヤア … な感じの表情が良き」と娘さんを褒める声が出ました 。
その一方、実体験を伴わないとみられる素朴な言葉だけに「娘ちゃん、中には中々割り切れない人もいるんだよ … 」「死んじゃうと良いとこしか思い出せなくなってまた涙が出るもんだよ」という声も出ていました 。
米津玄師さんの「Lemon」とは?
「 Lemon」は、2017年にTBS系で放送されたドラマ『アンナチュラル』の主題歌として知られています。人間の死を扱うドラマだっただけに、この曲も米津さん自身の親族の死をモチーフにしています 。
音楽ナタリーのインタビュー記事で米津さんは「じいちゃんが死んだということに対して、じいちゃんに作らせてもらった」と振り返っています 。
「受け売りでも信じられる純真さがまぶしかった」と母親のもぐさん
このマンガを描いた「もぐ」さんは「誰かの受け売りだとは思うんですけど、それをまるっと信じれる純真さがまぶしかったです」とX上で振りかえっていました。BuzzFeed Japanの取材に以下のように答えています。――「心の中にいつもいると思えばさみしくなくなると思うよ!」と娘さんに言われたとき、どのように感じましたか?好きなアーティストや親類が亡くなった経験から「そうは言っても実際はそんな風に割り切れなくなっちゃうこともあるんだよ」と思ったりもしましたが、娘があまりにもまっすぐ言うので「本当にそう信じているんだろうな、いや、本当にそう思えたら少し気持ちが楽になるかもしれないな」と、まぶしくて複雑な気持ちになりました。――娘さんがそのようなことを言った理由に思い当たりはありますか?読んでいた絵本や見た動画の中でそういう場面があって共感したのではないかなと思います。――ドラマで「Lemon」が流れる様子は、娘さんもご覧になったことがあるということでしょうか?数年前に『アンナチュラル』を娘と見ていて、すごく心に来るタイミングでLemonが流れるのが特徴的でした。当時の娘には内容はよくわからなかったようですが曲については悲しい曲として印象的だったようです 。
そう言える娘がまぶしかったpic.twitter.com/gogIUKBm4c