脳内にある細い動脈が、何らかの原因で破れて脳内で出血する「脳出血」の一種。急激に意識を失う危険な状態になるそうです 。
ヴィジュアル系と呼ばれるジャンルに大きな影響を与えた5人組ロックバンド「BUCK - TICK」。そのボーカルを務める櫻井敦司さんが死去しました。57歳でした 。
死因となった脳幹出血とは?
同バンドの公式サイトに掲載された「大切なお知らせ」によると、櫻井さんは10月19日に横浜市内でコンサート中に体調不良のため病院に緊急搬送。同日午後11時9分に脳幹出血のために亡くなったとのことです。近親者のみで家族葬を行った後の発表となりました 。
脳幹出血とは脳内にある細い動脈が、何らかの原因で破れて脳内で出血する「脳出血」の一種です 。
医療法人新松田会・愛宕病院の公式サイトによると、脳出血の約1割にみられる脳幹出血では、急激に意識を失う危険な状態になります 。
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症状には、意識障害、呼吸障害、四肢のマヒ、眼球運動障害などがあります。発作を起こすと数分で昏睡状態になり、数時間で死亡するケースもあるため、早急に治療をすすめる必要があるそうです 。
デビュー35周年を迎えたばかりだった
「 BUCK - TICK」は1987年9月に群馬県で結成されました。オリコンチャート1位を記録した『惡の華』(1990年)などの代表曲で知られています。この秋にデビュー35周年を迎えたばかりでした 。
公式サイトでは「あまりにも突然の事にいまだ信じられない思いがいっぱい」とメンバーやスタッフの悲痛な思いがつづられています 。
公式サイトに掲載された「大切なお知らせ」
皆様へBUCK - TICKのボーカリストとして多くのファンに愛され続けていた櫻井敦司が 10月19日KT Zepp Yokohamaにてコンサート中に 体調不良により病院に救急搬送されましたが 令和5年10月19日午後11時9分 脳幹出血のため 息を引き取りました57歳というあまりに早すぎる旅立ちでした/葬儀はご遺族の意向により近親者にて家族葬として執り行われました/葬儀後の発表となり 皆様にご報告が遅れましたことを深くお詫びいたします/故人の冥福を祈りつつ ここに謹んで御通知申し上げます/なお ご弔問及びご香典 弔電 ご供花などのお気遣いは固く辞退させていただきます/何卒ご理解をお願い申し上げます今年デビュー35周年で精力的に活動を行い9月には故郷 群馬音楽センターにて35周年を締め括る コンサートを行いました/そして36年目を歩み始めた矢先でした/あまりにも突然の事に いまだ信じられない思いがいっぱいで 気持ちが混乱しており メンバー スタッフ共に 言葉に表すことができないほどの深い悲しみです後日 ファンの皆様と故人を偲ぶ場を設けたいと思っております/現在発表されておりますコンサートに関しまして 主催者及びコンサートを楽しみにお待ちいただいていた ファンの皆様に ご迷惑をお掛けする事を深くお詫び申し上げますこれまで櫻井敦司を応援していただいたファンの皆様 関係者の皆様に心より感謝申し上げます令和5年10月24日有限会社バンカーBUCK - TICK
ファンから追悼の声が相次ぐ
YouTubeに投稿されている代表曲『惡の華』のミュージックビデオには、訃報を知ったファンから追悼のコメントが相次ぎました。 💬 「櫻井さん、あなたは唯一無二の歌声と美しさ!」 💬 「本当に力強い歌声で素晴らしいボーカリストでした」 💬 「衝撃的なサウンド忘れません。櫻井さん安らかに」など思い思いの言葉で櫻井さんの冥福を祈っています 。